jackpackerの日記

旅するアーティスト、Jackやで。バックパッカーの土産話、聞いてく?

【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 vol. 19 世界一周の備忘録 ベトナム

 

前回の記事はこちらー!!

 

 

jackpacker.hatenablog.com

 

東南アジアの気候になれてきたころのお話。

フィリピンでは日本人と過ごしていたため、一か月ぶりの一人旅となる。

 

ベトナムホーチミンに着いたのが、確か早朝4時ごろ。

宿より空港で寝たらええやんって思ってたら

追い出されちゃった…。

その日の宿は空港のwifi使って見つけたらいいやって思っていたので、大打撃。

どうしたものか。

 

 

とりあえず、空港の外に出なくてはいけないので、

候補に挙げていた宿をタクシーの運ちゃんに見せた。

「ここに行きたいんやけど…」

すると運ちゃん、「この時間は閉まってるぞ。

友達に宿やってるのがいるから聞いてみようか?」

連絡を待つと宿泊のOKが出た!宿泊費も、一晩2000円ほどとのこと。

「んじゃ、いくぜい」とタクシーは夜のホーチミンを走っていった。

その間、身の上話や家族のことを話しているうちに運ちゃんと仲良くなった。

 

タクシーで20分ほど。目的地に着いた。ちょっと?すたれたホーチミン郊外。

こじゃれたお店とかはないけれど、地元の人が和気あいあいと暮らしている雰囲気。

タクシーの運ちゃん、オーナーさんに連絡を取ってくれて

「待ってな。もうすぐ迎えに来るよ。」

待つこと数分。ハローキティずくしのお母ちゃんがやってきた。

「あんた、こっちだよ!」とすこし強めの態度で接してきた。

朝早くにすいません…。

「お代はいいから、行きな!」とタクシーの運ちゃん。

いい人だ…

 

そこで運ちゃんと別れて宿へ。

「はい、ここで靴脱いで。ついてきて。」

玄関を抜けると普通に生活感のある空間。そこを抜けて階段を上る。

ボロボロだ…建付けの悪いドアをギギッと開けると、

「ここ、あんたの部屋。」いわゆるアパートメントホステルだった。

部屋広い。ベッドも大きい。

「洗面所もあるからね。ホットウォーターも出る。あとこれ、wifi

と言ってオーナーは戻っていった。

 

早速ベッドの南京虫探し…異常なし。

トイレ…流れる。

ネット…つながる。

シャワーは…時間かかりそうだから後回し。

突然決まった宿にしては上出来では…?

ぼろいのと、窓がない(通風孔みたいなレンガ二個分くらいの隙間はある。)

くらいしか不安要素はない。

ちょっとぬるめのシャワーを浴びて、その日は寝た。

 

起きたのはお昼も過ぎたころ。せっかくだし観光したいなぁということで

ネットでベトナム観光について調べていると、日本人経営のツアー会社が!

しかも徒歩圏内!でも当時、無知で内気だった僕

送迎も承りますの文字を見て、「迎えに来てくれませんか」とメールを打った。

すると「お近くですので、直接お越しください。スタッフ一同待ちしております!」

とのお返事をいただけた。そりゃそうだ!!笑

そしてオフィスに向かうため、はじめての外出。緊張したなぁ…

(めっちゃビビりですた。)徒歩数分だった。はずだった。

 

いくら探しても着かない。てんぱる。

恐る恐る道行く人に道を聞いてみた。

「ここ、どこ…?」住所とマップを見せて一緒に考えた。

そして周りを見渡すと、「あ、あそこだね。」と教えてくれた。

ちなみにこのころのお返し言葉は「Thank you, have a nice day!」だった。

 

早速お店に入ると、外国人だらけ。ベトナムの人ではなく欧州系の人たち。

「えーっと、○○さんいますか?」と問い合わせに対応してくれた人を探してみた。

名前を聞くと、何やら合点がいったようにスタッフさんが

「あなたは日本人ですか?」と聞いてくれてはい、と答えると

「お探しの場所はあっちですよ!」と教えてくれた。

元の通りのコンビニだと思っていた場所だった。

そんな彼にHave a nice dayやわ。

 

無事オフィスに着くと、スタッフさんが心配してくれてた。

ありがとうございました…笑

早速おすすめのツアーを聞いてみると、おすすめは

ダイヤモンドビーチというリゾートと、メコンデルタツアーとのこと。

なのでその二つをお願いした。ダイヤモンドビーチには今夜立つ。

ホーチミンに到着したその日だったけど。

なんでも深夜帯バスで12時間かかるそうだ。

 

お礼を言って宿に戻ろうとしたら、小雨が降ってきた。

「雨季なのでスコールに気をつけてくださいね!道路が川のようになります!

あ、あと排水溝からゴキブリが多量に出てきます。

…へ、へぇ…引き笑。

実際そのあとものすごい雨になったが、そのころにはベッドで寝てた。

 

ころ合いになり、バス乗り場(公園)へ。

そこには”走りそう”なネオンバンバンで音楽の掛かった、

いかついバスがたくさん止まっていた。

…ところでどうやってバス探せばいいんだ?

困ったときは人に聞けばいい。

 

そうして5人くらいに聞きまくった結果…

「あのバスだよ。」よかった、見つけた!!

車内は落ち着いていたから安心。

名簿で確認してもらって、靴を入れる袋と小さいボトル入りのお水をもらった。

このお水で12時間乗り切るんだ…!

 

12時間、車内では窮屈ではあったものの、足を延ばして眠ることができた。

時々体が宙を浮くほどの道路の陥没に

はまることもあったけど。

いいさいいさ、これも面白い経験だ。

 

この時は余裕だったんだ。そう、この時までは…

目的地まで二度寝を繰り返しながら12時間。水も残りわずか!!

腰とかかとが痛くなってきたところで

到着!!!

 

しかし、気温高いなぁ…海も近いからかむしむしする…

いつものスニーカーはやめて、サンダルで旅をしよう。

スニーカーは靴ひもを結んでバックパック(小)に括り付ける。

ブラン、ブランと歩くたび靴が僕のお尻を蹴飛ばした。

あぁ、自慢のプリケツが…

 

それとなく海辺のほうへ向かった。すると…

「HONDA、YAMAHASUBARU!!!」と声をかけてくるおじさんが!!!

やはり、日本車強いんだなぁ。ん―――・・・なんとなく嫌な予感が…

「どっから来たの?何しに来たの?」と質問攻め。

そして、「俺たちもう友達だナ!!」と肩を組もうとしてきたところで

「いや、知らんし。なんで俺を狙った!?」とすごい剣幕でまくし立てた。

だってね、手がポケットの周りをうろついてたから。

 

「うるせーーー!!!!」といっておっさんはどこかへ消えた。

 

 

 

…なんだか疲れたな。帰りたい。ついてすぐだけど。

そこでバス停で時間を調べると、昼間が真っ白だ。

夕方からしかないのか…?まさかね。

そこでバスのオフィスに行って尋ねると

「一番早くて夕方6時半だよ!!」だと…なるほどそういうことか…

 

10時間くらい待たなくては。

何したらいいんだー!!?

途方に暮れた。

 

そこで海を眺めることに。

2時間くらい。書いてて思う。なんてもったいないことを…

 

きれいな海、だったなぁ…。

…海パン持って来いよ。(宿に忘れた。)

この時、瞑想(迷走も)してた。

2時間ね。

一日目は後半へ

to be continued