jackpackerの日記

旅するアーティスト、Jackやで。バックパッカーの土産話、聞いてく?

【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 29歩目  世界一周の備忘録 ベトナム

ゆっくり、胃に気を使いながら

少しずつ料理を飲み込んでいった。

こんな体調だと食事も一苦労だった。

 

 

 前回の様子ー!↴

jackpacker.hatenablog.com

 

食事を食べ終えて、お茶を飲んでから

次はいよいよ最終目的地に向かう。

 

行き先は「クチトンネル」

ん?トンネル?って人も多いと思う。

 

このトンネルはただのトンネルではなく、

ベトナム戦争で使われた、いわゆる地下壕/要塞のようなものだ。

ベトナム戦争では非常に重要な役割を担い、

ベトナムアメリカ軍に対して

勝利した要因の一つになった。

(詳しい説明は後で!)

 

 

しばらく車で移動して、施設に着いた。

 

受付が終わり、少し歩いて半地下の小屋のようなところで

ビデオを見ながらクチトンネルについて教わる。

はずが、テレビが故障していたので、先にいろいろ見て回った。

 

建物の中には戦時中の白黒の写真の数々、

そして、ガラスケースの中には古めかしいライフルが葦のように

びっしりと立てかけられていた。

 

さらに、その近くには大小さまざまな砲弾や地雷も。

たけのこの様なものから、

人の胴体くらいの大きさのものまで。

 

その展示スペースから外に出る。

すると、ベトナム戦争時の軍服に身を包んだ人

案内してくれる。

 

少し歩いて半地下の小屋のようなところで

ビデオを見ながらクチトンネルについて教わる。

はずが、テレビが故障していたので、

簡単な説明を受けて、先にいろいろ見て回った。

 

施設のあちらこちらに当時の様子を再現した

人形があり、その時の生活を黙々と僕らにつたえてきた。

軍服さんが足を止め、何か語り始めた。

 

「ここにはたくさんの仕掛けがあります。」

ガイドさんが日本語に翻訳してくれた。

「一見落ち葉に隠れて見えないけど…」そう続けて、かがみこむ。

次の瞬間、彼は落ち葉の塊をつかむと

地面にぽっかりと小さな穴が現れた。

これがクチトンネルの入り口。

 

大きさは小柄な人なら通れそうなくらい。

 軍服さんはスルリと入って、バンザイしてフタを持ち上げながら

地面の中に消えた。

 

 落ち葉がくっつけられたフタは周りの地面と

完全に同化していて、見た目では全く分からなかった。

みんなでまじまじ見ていると、

いきなり僕らの後ろから軍服さんが現れた!!

 

 どういう仕組み化というと、

このクチトンネル、巨大なアリの巣のようになっていて、

入り口があちらこちらにあるため、

このように奇襲攻撃をかけることができた。

 

僕もその穴に入らせてもらった。

ら、プリケツで引っかかった。

…うーむ。

 

気を取り直して、別のトンネルの

入り口(横穴)から入ってみる。

腰を曲げないと通れないほどの隙間だ。

 

つねに腰を落とした状態で、30メートルくらい移動して、

別の出口から出てきた。

あんな姿勢を丸一日なんて考えると…

 

ちなみにそのトンネルの長さ、全長200キロにもなるとか。 

そのため、このトンネルの中で数日間生活できるようになっていたり、

ベトコン(簡単に言うとレジスタンス)の秘密会議基地に使われていたらしい。

 

この中で身を潜め、敵が来たら奇襲する…。

そんな息が詰まるような生活がここにあったのか…。

 

この後も、戦争の断片をたくさん見せていただけた。

to be continued

 

 

・