jackpackerの日記

旅するアーティスト、Jackやで。バックパッカーの土産話、聞いてく?

【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 32歩目 世界一周の備忘録 ベトナム

ホーチミン周辺のツアーが終わり、

夕焼けでピンク色になった空の

帰り道だった。

 

観光の様子はこちらー!!↴

jackpacker.hatenablog.com

 

帰り道、皆さんお疲れで

ほとんど寝てしまった。

海外で移動中にこんなに安心して

寝られるのも珍しい。

 

僕が起きたのは社長さんグループのホテルの前に

着いた時だった。

あわただしく、「じゃあ!旅頑張ってね!!」と言ってお別れした。

 

きれいな宿が羨ましかった。

僕の宿だって、悪くはないけど…

冷房や窓のある部屋にあこがれた。

でも、今振り返るとこれもいい経験だった。

 

ほどなくして、僕も朝の集合場所に着いた。

「ありがとうございました!」とお礼を言ったら

ガイドさんは握手してくれた。

「これからも気を付けてね!」

そう言って僕も別れた。

 

宿に着くと、オーナー奥さんがいつベトナムを発つのか

聞いてきてくれた。そうだ、明日のお昼にはベトナムを発つ。

時間を伝えていなかったのでお昼だというと、

「友達のタクシー呼んであげるね!」ということだったので、

その親切に甘えることにした。

 

その後僕は慌てて部屋に駆け込んだ。

いや、その、おなかが、ね…

用が済むと、部屋に置いていた

荷物をまとめて明日に備えた。

次の目的地はタイ。初めての”王国”なので、

およそ10日ほどの滞在。

文化の違いなど知れるといいな。

 

今回は慌てえることがないように事前に宿を取っておく。

これで大丈夫なはずだ。

空港から宿までの道のり、 名物、簡単な言葉、マナーなどなど…

そのほかのこともざっと調べておく。

 

そして、タイのあとはカザフスタンに行く。

アメリカでできた友達が何人かいるので、

その友達に連絡したら、ありがたいことに

家に泊まらせてもらえそうだ。

 

 今日は正露丸を飲んで、おとなしく寝た。

キティちゃんベッドともこれでお別れだ。

 

翌朝目覚めると、フライトにはまだまだ

時間があった。

なので汚れてしまったシーツや部屋を

簡単に掃除して時間をつぶした。

 

いいころ合いになるとひんやりした

鉄の階段を下りた。荷物のせいか思い出のせいか、

僕の足取りは、少し、寂しげに重々しい。

いろいろあったが、いい経験がたくさんできた。

カン、カン、カン…と寂しげにかわいた足音が

天井へと響いた。

 

下に着くとオーナー家族が待っていた。

みんないつもと違って正装していた。

「車が待ってるよ!行こう!!」と奥さん。

 

オーナー夫妻と下の子は空港まで一緒らしい。

上の子は学校らしく、ここでお別れ。

外に出ると、黒のSUVが僕たちを待っていた。

車が買える人が少ないこのベトナムではかなり珍しい。

 

奥さんが助手席に乗り運転手さんと何かやり取りしていた。

ほんの10分程度で空港に着いてしまった。

今までよりなんかやけに小さな空港だ。

(もしかすると、空港ターミナルビルのこと

だったかもしれない)

 

宿の夫婦に車代を払おうとしたら断られた。

「次にまたホーチミンに来たら、ぜひまたおいで。」

といって車は去っていった。

本当にお世話になりました!!!!!

 

そのあとはいつものように、航空会社のカウンターでチェックインだ。

列はそこまで混んでいなくて、割とスムーズでよかった!

僕の番だ。受付にいたのは若いお兄さん。

 

しげしげと僕を見てこう言った。

「こんにちは、あの、最近韓国行かれましたか?」

「いえ…」と答えたものの、

その意図がわからなかったので、首をかしげていると、

”風邪”ではないですね?」と聞かれて合点がいった。

 

2015年の夏当時、韓国ではMERSというコロナウイルスが流行っていたのだ。

この記事を書いている2020年では別のコロナウイルスが世界中で流行っているが、

この時もそれなりの緊張感があったのを覚えている。

 

僕は体調が悪そうにしていたし(実際おなかの調子が悪かった)

皮膚が日焼けでボロボロだった。見た目からして怪しい。

そこで色々聞かれたに違いない。

 

「大丈夫?」と皮膚を指されて聞かれたが、

「火星(マーズ)に行って日焼けしちゃった!」と返したら

笑ってくれた。

 

「良い旅を!!」!といって見送ってくれた。

もうずいぶんと前のことだったけど、今でも覚えているくらい

気持ちのいいお見送りだった。

 

 

そのあとは、順調な空の旅だ。

空の上では安心して寝られる。

数時間もかからないほどの短いフライト。(お値段もかなり安い!)

 

 空港に着いた。新しくてきれいな空港!

ムンとした温かさと、不思議な香りがした。

ここはタイだ!

to be continued