jackpackerの日記

旅するアーティスト、Jackやで。バックパッカーの土産話、聞いてく?

【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 vol. 20 世界一周の備忘録 ベトナム

 

前回の記事はこちらー!!

 

jackpacker.hatenablog.com

 

することも勇気もなく海辺で迷走すること2時間。

相変わらずリュックに括り付けた靴にケツを蹴られまくってる。

道の途中で道案内の看板を見ていたら、ベトナム語ロシア語、英語、中国語…

すごいな、ロシア語ここで見れるとは思わんかった…!

あ、ベトナム戦争… ベトナム社会主義国…だった…!

 

歩き疲れたので適当に腰を掛けていると…

小学生かな?のグループが先生と歩いていた。

すると一人の子が「Hello…」と自信なさげに挨拶してきた。

この子、すごいなぁ。と思って「Hello!」と返すと、

その子の表情がパッと明るくなった。

すると、このことが引き金になり、周りの子供たちが続々とあいさつしてくれた。

「私の名前はね…」「調子はどう?」

きっと覚えたてなんだ。わからなさそうにしている子には

ひそひそ話で教えてあげている子もいた。

次々に応対していったら次は握手の嵐だ。

小さい手を握っては

「よろしくね」「会えてよかったよ」

と言った気がする。

先生も僕の話を聞いてくれて、「旅、がんばってね!」と励ましてくれた。

とてもあたたかい時間。

最後にハイタッチをしてみんなとお別れ。

最初に声をかけてくれた子に勇気をもらえた。

そしてみんなからは、元気がもらえた。

 

 

そうこうしていたら、お昼が近い。

おなかが減ったや…。

ベトナムの食べ物なんて、フォーしか知らないや…

食べ物を探してそこら辺を歩いていたら、

屋台をしていたおばちゃんと目が合った。

アオザイと傘を身に着けたおばちゃんは、大きな目を少し細めて

僕に向かって何か話してきた。

「?」ベトナム語がわからなかったから困っていると、

おばちゃん、はっとして「ごめんねぇ。外国の方?」

と英語で聞いてきてくれた。

 

現地人だと思われたらしい。

ちなみに僕の顔は、東南アジアっぽいらしい。濃い顔なのだ。

 

出身も聞かれて日本だよと答えると、

「本田~~~」とあがめられた。いや、僕は田中だ。

いや名前のことではなくて、

ベトナムではバイクが多いからね。日本のバイクはホントにいい!!」

とのこと!確かにバイク一台に一家全員がまとめて乗ることもある(文字どおり)

のに壊れにくくパーツも確保しやすいから、ずっと使える。

日本の製品は遠い地でも、今でも活躍している。

 

さて、おばちゃん。おなか減った!

何を売っていいるお店なん?と聞くと、

「ちょっと待ってて!」と慣れた手つきでパンを切り、

そこにたっぷりと野菜やスルメ(?)やハムなどの具を詰めて…あ、サンドイッチか!

完成したらバインミーと言って、渡してくれた。

はじめ、そのサンドイッチが出てきて「bite me.(〈直訳〉私を噛んで)」

と聞こえたので笑えた…笑 パンの立場なのね…と思いながらいただくと、

 

 

めっちゃおいしいいい!!!!なにこれ!?

バインミー(bite me)。」

うん、食べる食べる!!この名前は!?

バインミー(bite me)。」

わかったって!んで、名前は?

「これは、バインミーという料理なの!笑」

というところで、ようやく理解した。

めちゃくちゃおいしい!!!

 

おばちゃん笑ってたなぁ…恥ずかしい。

お代を払って、「いい時間をありがとね!じゃあ!!」と言ったら止められた。

「リュックの靴、危ないから袋に詰めな」とビニール袋を分けてくれた。

「楽しんどいで!!!」

お母さんみたいな人だった。

 

 

 

バインミーの感想】

フランスに統治されていた時代もあるベトナム。その影響は各所に見られる。

このバインミーに使われているパンもそうだ。

こんがり焼けたフランスパンは、カリカリもちもち、弾力もあって美味!

中の具材も店や地域によって違うらしく、今回食べた具の中には

スルメのような味のするイカが入っていた。魚醬の味かなぁ…?

野菜もたっぷり入れてくれて、食感も楽しめた。栄養バランスもよさそう。

この時パクチー初めて。はまってしまったようだ。

 

≪総評≫

すしの次に好き!ベトナム料理では一番好き!!

 

そのうち家で作ろうかな、バインミー

 

to be continued