jackpackerの日記

旅するアーティスト、Jackやで。バックパッカーの土産話、聞いてく?

【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 世界一周の備忘録 vol.10 フィリピン

前回の記事はこちらー!

 

jackpacker.hatenablog.com

 

 

 

ケホケホ…。

 

ここ3日、のどの調子が悪い。

でも食欲は旺盛だ。

とはいっても、この学校は韓国からの学生も多く、

キムチなんかの韓国料理も定番だ。

 

のどにくるぜぃ…

でも、うんまい。

無限にご飯が食えるくらいうまい。

 

このおいしい料理も、この学校での楽しみの一つ

敷地の中にはマンゴーの木があり、運が良ければ食べられる。

プールも、ちょっとした売店もあるし、

バスケコートも、ベンチプレスだってある。

 

なにより、先生がいい。

授業はマンツーマン指導で、工夫を凝らした授業は飽きが来なかった。

分からないことは素直に質問できたし、くり返し同じ章の練習をさせてくれるので着実に力はついた。

 

入学当初の僕の英語力が

(低)A1,2,3 B1,2,3 C1、2,3(高)

のうちB1だった。中の下。

 

一か月後の卒業時点でB3にまで上がっていたし、何ならあと一点でC1だった。

くやしぃですっ!!! それくらい上達できる環境だった。

 

そして、たまに校庭に動物が授業を聞きに来るよ

 

毎日勉強に集中できる最高の環境。

それだけでもここに来た意味は大きかった。

でも、それ以上にここで僕の師匠に出会えたんだ。

そのエピソードはまたおいおい話しますー。

 

授業を受けているときも…

ご飯を食べるときも…

寝るときも…

 

ケホケホ。

 

風邪だろうか?

気温は40度くらいなのに。

原因はほかにあるはず…?

 

…土煙?

舗装されていない道の粉塵やバイクやトライシクル(バイクタクシー)からの

排ガスの混じった、土煙が原因かもしれない。

 

何てったて、タンが黄色っぽいし、じゃりじゃりする。

咳に血のにおいも混じってる

風邪薬、飲まなきゃなぁ…

 

いつもは暑いからパンイチで寝ているけど、今日はTシャツ着て寝よう。

ウトウトト…。

…。

 

ぅーーーん。

ぷぅーーーん。

ぷぅ―――ん。

 

かましい!!!!

眠りを妨げてきたのは

蚊でした。それもデカいやつ。

 

羽音は分かりやすいし、

風を感じるし、

何より、暗闇で適当に手を振れば

あ、当たったな。と分かるレベル。

 

そんなヤバい蚊に刺されたら…

たまったもんじゃないっっっ!!!

四の五の言わず長袖長ズボン、靴下もして寝ました。

寝苦しいこと、この上ない。

 

朝シャンしてたら

肩と首なんかが蚊にくわれてた。 

腫れがヤバい。

 

乳首みたい。

ボソッとつぶやいて、一人でツボった。

キモ。

 

てか、冗談抜きでかゆい。

ナイフでそこを切り取ったほうがましなんじゃないだろうか…?

ほんとに蚊だったの?南京虫??

今となっては分からん。

 

ねぇ、あまり寝れなかったの…?

と聞かれるほどにはクマができました。

大丈夫、大丈夫、ケホケホ。

 

とは言ったものの、止まらない咳と乳首のせい

疲れが…笑

あかん。これはあかん。

 

ちなみに、入学したときに健康診断を受けたんだけど、

水分不足・貧血気味・体脂肪率25%(え?)

で、フィリピンは過酷だから注意するように。

と言われてた。

 

その通りだった。

その週の金曜日、僕はいつものように授業を受けていた。

この日のお昼には新入生オリエンテーション

 

いろんな人とかかわるチャンスだったから、楽しみだった。

先生とも楽しみだねーって話をしていた。

そして授業も集中できた頃…

 

ん?

なんか、目が重たい… めまいがする。

視界に紫の粒がボツボツ出てきて、あっという間に目の前はブラックアウトした。

 

先生に授業を止めてもらって、机に突っ伏した。

大丈夫?という問いかけに、少し休ませて。と答えるのが精いっぱいで、

その後の先生の声がだんだん遠のき、

ぽー。っという耳鳴りしか聞こえなくなった。

 

五分くらいそうしていると少しだけ動けるようになった。

結局授業は中断。

先生には体調を心配されながらも、一人で部屋に戻った。

 

部屋に戻るとまず水を少し飲んだ。

すると、のどに違和感と痛みを感じた。

タンだ。

 

のどに力を入れて、たんを絞り出す。

のどがとてつもなく痛い。

おまけにのどを握りしめられているみたいに呼吸ができない。

 

苦しい。

頭に酸素がいかなくなり、再びふらつく。

涙が出てくる。目の前もまた、紫がかった。

 

ガポッ…!

とのどが鳴って、口いっぱいにトロみでいっぱいになった。

すべては口の中に納まりきらないほどの量で、残りは飲んでしまった。

 

ペッ!

吐き出すと僕は再びふらついた。

タンがまさに、コーヒーゼリーだったからだ。

 

その色は、きっと血と土煙によるものだ。

ありえない。そんなものが自分の体から…

しかも、一部は飲んでしまった!!

 

鳥肌がすごい。

さっさと寝よう。寝なきゃ。

そして僕はベッドに倒れ込んだ。

to be continued