【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 世界一周の備忘録 vol.3 台湾
前回の記事はこちらー!!
ニイハオ morning.
きのうからの恩人のおじちゃんにごあいさつ。
相変わらずニコニコ笑顔で返してくれた。
ぼくもおじちゃんも似たような格好。
のびのびシャツにトランクス。
これがこの部屋のドレスコードだ。
オシャレ対決ではおじちゃんのほうに軍配が上がる。
なぜなら彼のパンツには無数のポップなスター☆が描かれていたからだ。
ギャラクシーパンツにはどんな奴も敵うまいて。
それはさておき、今日も空心菜を食べに行く。おじちゃんは用事があるそうな。
ニンニクの香りに誘われて、つばが湧き出てくる…
いっただっきまーす!!
モリモリ食べた。
トーストがあったので、ツブツブいちごジャムも一緒に。
うまい、あまい、うまい、あまい。
そんなあべこべなコンボを続けていると、視線に気づいた。
お箸の間から。
こんにちは。
空心菜の”空”の部分から幼虫?さんがあいさつしてきた。
あ。どうも。
僕は迷った。このままにしておくか、室内から退去していただくか。
うん。これもきっと経験だ。
それに、よく噛めば死ぬ。
ということで、たんぱく源としていただきましたとさ。
なんか、すこし勝ち誇ったというか、少し登竜門をくぐれたような、そんな気分。
でも、そのあとは気持ちパンのほうに浮気…。少しえずきながら。
ともあれ最後までおいしくいただきました。
さて、少し勇気を出して今日は外に出てみよう。
まずは買い出し。
サンダルを確保しなくては。
ゲストハウスのシャワールームや、雨降りの時にも役に立つ。
街に出てふらつく。うわあ、ほんとに外国なんだ。当たり前っちゃ、当たり前。街中、漢字しかねぇ。
コンビニはたくさんあるものの、物が高いので別のお店を探していると…
ドンキみたいな店があった。てか、まんまドンキ??
サンダルは親指の間で止めるものよりつま先もあるものがいい。
もっと言えば、かかとも止まる物だとなお良し。
今回はつま先だけのものを買った。安かったからね。
ついでにお菓子も見てみた。
数ある商品の中には日本の企業のものや、日本語の書かれた物もあった。
よく見る字が「の」。なぜに?
例えば、「日的拉麺」が「日の拉麺」といった具合で「的」が「の」の意味を持っているようだ。
現地の友達に後日理由を聞いたところ、「だって、”の”ってかわいいじゃん。」だそう。
まじめな話、そうやって日本語を使うのはある意味ブランドで、信頼のあかしなのだそう。
さて、結局数あるお菓子の中で僕の選んだのは、
「おいしいもの」。
いや、味の感想じゃなくて、商品名ね。「おいしいもの」。
こいつの正体は何かっていうと、マシュマロでした。
その名の通り、おいしかった。
いやあ、この旅で湧き出てくる感情って何だろう。
一番近いのはワクワクだろうか。
イメージ、ゲームとかで、一個ずつクエストを達成していく感じ。
「旅はリアルRPG。」って言っている人もいたな。
この時、ぼくをワクワクさせていたもの。
それは「ニオイ」だったかもしれない。
なんだろうね、四六時中香る、あの発酵食品のような、納豆のようなにおい。
その時の僕には、その正体が見当もつかなかった。
蒸し蒸しした空気と立ち込めるにおい。
あのエキゾチックな空気は、少し心躍る。
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to be continued
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