【旅】弱小バックパッカーの奮闘記 世界一周の備忘録 vol.4 台湾
前回の記事はこちらー！！
想像してごらん。
香辛料の香りを。
想像してごらん。
納豆のような香りを。
想像してごらん。
お風呂場のあの熱気を。
むぅわぁぁぁぁ…
この空気を感じた時、僕は「あ。アジアに来たな。」と実感する。
もちろん、においのしないところはしないけど、少し郊外に出たり、田舎町に行くと、このにおいが僕を旅人に変えてしまう。
ワクワクすっぞ。
でも、この時、旅を始めたての頃は…
「うわぁ、なんだこのにおいは！？」
「あ、浅く呼吸をしよう…」
なんて感じだった。
なんというか。
免疫なさすぎる！！！
めっちゃビビりやーん笑
そうそう、前回まで散々書いてきた通り、僕の根っこは小心者のビビり。
初めてのこととか、わからないことについては消極的。
でも好奇心は旺盛。すんげー矛盾。
ともあれ、この日も外に出て散策。
新しいことだらけで、興味を引くものも多かった。
でも、お店の人とかの注目は引きたくなかった。ぼったくりとか怖かったし。
そのまま宿周辺をてくてく歩いていると、どうやら近くに夜市が出るそう。
遼寧（リャオニン）街夜市。
調べてみると数ある夜市の中でもローカルな夜市なんだとか。
と、とりあえず散策だけしてみようかな…！
というわけで、夕方になると屋台が出てきて…
人も集まりだした！！！
雰囲気は地元、桑名の石取祭りだけど、（山車はもちろんない。）
においが、濃くなった…！？
周りのお店を見渡してみると…
お前らかぁー！！！！
そう、そこはニオイのオンパレード。
海鮮。まぁ、わかる。（鮮魚コーナーをより濃くした、あれ。）
ドリアン。あぁ、こんな匂いなんだ…。（想像してたんと似てた。）
臭豆腐。んなんだこれぇぇぇ！！！？？？
ニオイは服に着きました。
鼻の奥から抜けません。
ニオイを例えましょう。そうだな、例えるならば、立ち込めるうんｋ…
あかんやつやん。
んでもって、そんな食べ物に人が群がっている光景をまるでこの世の終わりを見るかのように見守る僕でした。
※この時ではないですが、臭豆腐、ちゃんとチャレンジしましたよ。
感想はおいしい（ぼくは）。揚げ豆腐的なんだけどコクがあって、味もいい。
思い出したら食べたくなった（執筆中の今はお昼時。）と言ったら物好きだといわれた。
ドリアンも海鮮も真犯人ではなかった。
臭豆腐よ、真実はいつも一つなんやで。
少しげっそりした僕。
「世界って、いろいろあるんだなぁ…」
そう呟いて、宿に戻ると服のままシャワーを浴び続けましとさ。
におうしにおうし。
部屋に入ると、ほかの2人が入っていた。
僕が部屋に入ると二人の顔が少し引きつった。
ごめんね。匂いだね。
ともあれ自己紹介すると韓国から来た方々だった。
しかも名古屋に住んでいたこともあるそうで、日本語も少しではあるものの話してくれた！
いい人たちに恵まれたなぁ…
日中韓のお部屋になった。
”日中韓”なんて、ニュースじゃ堅っ苦しいニュースか、憎しみのあるニュースしか聞かない。
だから、そんなイメージを個人にも持ってしまいやすいんやろうなぁ…。
国やメディアはいがみ合いが好きっぽいけど。
でも実際、個人間でそんな感じは一切ない。
出会ったみんなが、仲良く過ごしたい。って願っていた。
僕もそう思うし、そうしていくべきだと思う。
これは、実際旅をして僕が出会って、話して、一緒に生活して感じた印象だ。
「ところで、においがすごいね。」
「臭豆腐。」
がははは！！！って一緒に笑いあえるんだから。
・
・
・
・
・
to be continued...
・
・
